小1の壁を前に仕事を辞めてから半年。退職を決断した当時は「本当に辞めてよかったのかな?」「お金やキャリアは大丈夫かな?」と不安もありました。
この記事では、実際に半年間を過ごして感じたメリット・デメリット、そして「もし辞めなかったら…?」と比較したリアルな体験談をまとめます。
目次
生活リズムの変化
朝の時間
小学校の登校班は朝8:00集合。保育園時代は、出社の遅い夫が8:30頃に送っていましたが、私は7:00には家を出ていたため、子どもの身支度は夫任せでした。
今は私が家にいるので、一緒に準備を見守れる安心感があります。服装や持ち物のチェックもできるので心配が減りました。さらに、朝ごはんもパンだけで済ませることが多かったのが、きちんと作れるようになり、子どもの体調も安定してきた気がします。
昼の時間
基本は給食なので助かります。ただし夏休みは3食用意する必要があり、結構大変…。でも「学童のお弁当を毎日作るよりはまだ楽かも?」と思ったりもします。
夜の時間
下校後は一緒に宿題をしたり、公園や図書館に行ったり。夜ごはんも早めに準備できるので、夕方のバタバタが減りました。午前中に下ごしらえしておけるのも大きな余裕。
ただ、夏は暑くて外遊びが難しく、家でテレビやYouTubeばかりになりがち。学童に行けば読書や友達と遊ぶ時間が確保されるので、その点はちょっと悩ましいです。
子どもとの関わりと精神面の変化
物理的に余裕ができたことで、子どもにも夫にも以前より穏やかに接することができるようになりました。
ただし宿題は意外と大変!「親だから甘える」のか、なかなか集中せず、ちょっとしたことでも怒ったり泣いたり…。想像以上に時間がかかります。
それでも総合的に見ると、ストレスが減ったことで子どもも私もイライラが減り、体調を崩すことも少なくなりました。
自分の時間の変化
午前中は自分の時間も持てるようになりました。映画を観に行ったり、平日だからこそ空いているカフェでお茶したり。仕事をしていた頃は、通勤時間が唯一の「一人時間」だったので、この余裕はありがたいです。
スーパーにこまめに行けるようになり、無駄な買い物も減って節約効果も。家の中もきれいに保てます。一方で「働いていない分、夜に飲み会やライブに行くのは気が引ける」こともあり、自由度が減った感覚もあります。
想定外だったこと
「辞めてよかった!」と思えた瞬間
- 旗当番や学校行事に、仕事を調整せず参加できる
- 下校時の送り迎えができる(1年生、ほんとに危ない!鬼ごっこしながら帰ったりする…)
- 子どもが行き渋ることなく通学できている(「母が家にいる安心感」があるのかも)
「予想以上に大変だったこと」
- 保護者会が子連れ禁止で、夫に休んでもらわないといけなかった
- 学校帰りに子どもの友達トラブル(転んで泣いた、物をなくした、学童行きたくないと勝手に帰ろうとする…)に付き合う時間が意外と多い
- 夏休みは本当に大変!毎日3食、ずっと一緒、外は暑い、遊び場はお金がかかる
- 働いていない「負い目」から外食しづらく、ストレスになることも
また、再就職を考えた時に「学童は求職中では申し込めない」こともネック。採用が決まってからでないと申し込めないので、待機が出ると本当に厳しいと感じました。
仕事を続けていた場合との比較
もし続けていたら…
- 急な体調不良や学校からの呼び出しには対応できなかった
- 外食や出来合いに頼ることが多くなり、出費が増える
- 入学式や学童面談、給食が始まるまでのお弁当など、入学直後の予定に対応できずにかなり苦労していたはず
こう考えると、辞めたことは正解だったと思えます。
まとめと読者へのメッセージ
退職して半年。「金銭面やキャリアの不安」は確かにありますが、それ以上に「子どもの小学校生活を支えられている」という安心感は大きいです。
小1の壁は家庭によって状況が違うので「辞めた方がいい」「続けた方がいい」と一概には言えません。ただ、私の体験が「自分の働き方を考えるヒント」になれば嬉しいです。