在宅勤務で乗り切れると思っていた
子を 0歳から保育園に預けて働いてきました。(1歳からだと入園できないから…あの「保育園落ちた。日本死ね」のちょっと後の時期です。)
コロナ禍では 在宅勤務が可能 になり、小1の壁もあまり心配していませんでした。学童に入れなくても、在宅なら何とかなるだろうと思っていたのです。
会社のM&Aで状況が一変
ところが、会社がM&Aで別会社に…。勤務条件が変わり、在宅勤務不可・年間休日の減少(110日!少なっ!)・土曜出勤あり。さらに残業も増え、夫と子への負担がどんどん大きくなっていきました。
経営者には相談しましたが、直属の上司は 在宅勤務=さぼり と考えるタイプ。「出社していないと管理できないから」と言われて驚愕しました。正直、出社していても部下の管理できてませんけど?と心の中でツッコミ。
子の一言に背中を押された
「おうちでお仕事してほしい」
保育園に行っているから、私が家にいるかどうかは関係ないのでは?と思ったけれど…その瞬間、幼い頃の自分を思い出しました。
「お母さんに家にいてほしい」
当時は珍しかった共働き家庭で育ち、私自身もこの思いがリンクし、胸に刺さりました。
退職を選んだ理由
結局、小学校入学が近づく中で「転職」ではなく 退職 を選びました。
理由は、M&Aで勤務条件が変わったことによる物理的・精神的ストレス、そして何より 子との時間を大事にしたい という思いです。
就学は保育園とは違い、本人の新しい人生のステージ。そこに学童まで重なると、子にとって大きな負担になるのではと心配でした。学校だけでも大変なのに、他の学校の子と一緒に過ごす学童はもっと大変かもしれない。そんな状況で、私が本当にフォローできるのか?
何のために働いているの?家族のためじゃないの?
「数年頑張れば楽になる」と言われても、その“数年”を子に寄り添うために使ってもいいじゃないか。辞めても元に戻れない社会の仕組みこそ問題なのかもしれないけれど…。
同じように悩んでいる人へ
小1の壁に直面するのは私だけじゃないはず。
仕事を続けるか辞めるか、正解は人それぞれ。どちらを選んでも、悩んで考えて出した答えなら きっと間違いじゃない と思います。
次回の記事予告
実際に退職してみてどうだったのか?
後悔はあったのか、それとも良かったと思えるのか…。そのリアルな気持ちは、また別の記事で書こうと思います。